身体計測・血圧・眼科・聴力

2020年7月7日火曜日

検査項目

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身体計測(身長、体重、腹囲、BMI、体脂肪)

身長、体重、腹囲を測定した体型が適正か判断します。体脂肪を測定する場合もあります。肥満の判定にはBMIと腹囲が指標として用いられます。
BMIは(体重÷身長の2乗)で計算され、18.5未満が痩せ、18.5~25未満が適正、25以上が肥満と判定されます。

腹囲は男性が85cm以上、女性が90cm以上で内臓脂肪型肥満と判定されます。内臓脂肪の面積が100㎠以上の内臓脂肪蓄積肥満の状態が長く続くと、糖代謝異常、脂質異常、高血圧になりやすく、心筋梗塞や脳梗塞などの血管疾患になるリスクが高くなります。腹囲で男性85cm、女性90cmが内臓脂肪面積100㎠にほぼ相当します。

血圧検査

血圧検査により高血圧と低血圧を判別します。高血圧をリスク要因とする疾患には脳血管疾患や心疾患があり、糖尿、脂質異常や喫煙などのリスクが加わると発症リスクは更に高まります。血管疾患の予防には血圧のコントロールが重要となります。

眼科検査

視力検査

遠点視力(5m以上の距離で測定された視力)を測定し視力障害の有無を判別します。視力障害の原因となる主な疾患としては糖尿病網膜症、緑内障、白内障、網膜色素変性症、強度近視などがあります。

眼圧検査

眼圧とは眼球の中で作られた房水という水の圧力のことで、眼圧が異常に高くなると視神経が圧迫されて視力が低下します。高眼圧は緑内障の原因の一つです。(緑内障の診断には視野検査が必要です)

眼底検査

眼球の奥の眼底部分の写真を撮り眼科医が読影します。網膜の血管の状態を観察することにより、高血圧による眼底出血や糖尿病の合併症である糖尿病網膜症が判ります。また(加齢)黄斑変性症などの網膜病変の有無も判定します。

聴力検査

低音領域(1000ヘルツ)から高音領域(4000ヘルツ)の音を用いて難聴などの聴力障害の有無を調べます。

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